2014年秋の陶器市が終わりました。
今回感じたことなど少し綴ってみたいと思います。
日頃思っていること、伝えたいこと、日本の焼き物文化のせめて滴り程度でも、陶器市のテントという場でこれからも表現していきたいと思います。
焼き物が昔から大好きな日本人の独特の感性に答えていけるような器作りを続けていきたい。
この頃、器は特に和食をいただく時は、-器というのは「庭」のようなものではないかと思うのです。
特にマンションなどに住んでいらっしゃる都会の人には、土・火・水で作られた焼き物は唯一身近な自然、手のひらの中の自然なのではないだろうか。
器に作った料理を盛りつけるという行為は、まさにちょっとした坪庭でくつろぐのに似ていると思うこの頃です。
2014年11月10日 陶のよろこび 田中喜一工房
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