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益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子  
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2013.04.21【企画展のお知らせ】
島岡達三展
島岡達三は1919(大正8)年に東京で生まれました。東京工業大学窯業学科を卒業し、戦後間もなくの1946(昭和21)年に陶芸家を志して益子の濱田庄司に師事しました。
1996年には濱田に続き益子で二人目の重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けました。
本展は窯業学科の同級生でもある親友の中澤三知彦氏によって収集され、2000(平成12)年に東京工業大学博物館に寄贈された島岡作品の中から約60点を選りすぐり紹介するものです。
特に中澤コレクションは普段使いの器が多く含まれ、生活と共にある益子焼の本来の姿を思い
起こさせます。故島岡達三氏の益子町名誉町民章受章を記念し、あらためて島岡陶芸の魅力を紹介します。
2012.09.15【企画展のお知らせ】
濱田が出会った 魅惑の近代
「濱田が出会った魅惑の近代」展は、濱田の出会いを通して近代という時代の魅力を探る展覧会です。濱田は1894年に現在の川崎市に生まれ、溝ノ口の小学校では大貫かの子(岡本かの子)の後輩として通学し、東京高等工業学校時代には陶芸家 板谷波山を師として陶芸を学び、先輩の河井寛次郎とも出会います。1920年にはバーナード・リーチと共に英国に渡り、海外生活も体験します。その後も白樺派や民藝運動を通し、多くの文人や工芸家たちとの出会いによって、濱田の人生は豊かさを増してゆきます。本展では英国のリーチ工房の陶芸家ばかりではなく、アメリカの民藝派陶芸家ウォーレン・マッケンジー、フランスの女性陶芸家フランシーヌ・デル・ピエールなど多彩な顔ぶれによって、濱田が出会った近代の魅力を紹介いたします。
2012.07.01【企画展のお知らせ】
茶事にまつわる うつわ ‐陶を中心に‐
日本の近代工芸は、作り手の心に作家という意識が育まれたことにより、これまで以上に生きいきとした魅力的な輝きを放つようになりました。茶の湯で用いられる茶碗をはじめとする茶事にまつわる“うつわ”も、茶の湯が生まれた近世の茶人や数寄者に見いだされた焼物から、近代の陶芸家としての意識のもと個性の表現を持った焼物へと変化してきました。本展では東京国立近代美術館が所蔵する名品、およそ100点によって近現代の茶事にまつわる“うつわ”を紹介します。
2011.07.31【企画展のお知らせ】
白の時代
陶芸の作風も時代を反映して移りかわりますが、近年、陶芸公募展などを中心に白い陶芸(磁器)が多くみられるようになってきました。本来は、陶器の材料である土と、磁器の素材である磁土は、大きく性質の異なる材料であるにもかかわらず、これまで「陶磁器」という言葉でひとくくりに紹介されてきました。現在は、磁器を扱う作家が素材の持つ特性や違いを深く意識した、新たな視点による磁器作品が増えてきました。今回の企画展「白の時代」では、磁土という素材に対して様々なアプローチを試みる若手作家7人の作品約50点を紹介します。
2011.03.30【企画展のお知らせ】
新収蔵品展
寄贈や購入によってましこ陶芸美術館に新たに収蔵された作品を紹介します
2011.01.15【企画展のお知らせ】
ある日のヴァンガード・コート
ロンドンのヴァンガード・コートはもともと工場跡をスタジオに改築し、様々なアーティストの創作の場となってきましたが、1990年代に陶芸家エドモンド・デュバールが移り住み、それに続く陶芸家たちが次々育っています。本展では2000年代の、ある日のヴァンガード・コートの陶芸家たちの作品を通して、現代イギリス陶芸の潮流の一つを紹介します。
2010.10.03【企画展のお知らせ】
ジェイソン・ウェイソン展
イギリスのセント・アイヴスにあるリーチ工房は1920年にバーナード・リーチと濱田庄司によって築かれ、マイケル・カーデュー、キャサリン・プレイデル=ブーベリー、ウイリアム・マーシャルなど伝統的な作風の陶芸家を輩出して、英国陶芸の礎となりました。ジェイソン・ウェイソンはバーナード時代最晩年の1970年代にリーチ工房に学んだ陶芸家です。ルーシー・リーのように日本で知られてはいませんが、個々の土は持つ特質から生まれる形や有り様を求める日本の陶芸とは違い、作者自身の美意識を具現化するようなイギリス陶芸の過去と現在を結ぶ重要な陶芸家の1人です。
 ジェイソンは1946年にイギリスのリバプールに生れ、1960年代の数年間はヨーロッパ、北部アフリカ、中東、アジアを旅して「用の器」と「祭事の器」の違いなどを学び、1971年に英国に戻りました。やがて基礎から陶芸を学ぶ必要性を感じ、1976年リーチ工房に加わりました。現在はセント・アイヴスに程近いセント・ジャストの丘に独立して、リーチの伝統的は作風とは違い、使うことを一義的としない個性的な器を作り続けています。ルーシー・リーやハンス・コパーに続く美意識による土による表現が特徴のひとつですが、奇しくも現在愛用している轆轤はコパーが使っていたもので、ジャネット・リーチ(リーチ夫人)を経由してジェイソンのもとに収まりました。
 陶肌が砂漠の砂の中で風化したかのような白い作品、あるいはアメリカのプエブロインディアンの作る黒陶風器に磨きを施した暗赤色や濃緑色の作品、現在はブロンズ釉とでもいえる金属的は仕上げで、いずれも民族的香り漂う器形と文様をあしらい、長い時を経たような作品です。
2010.08.04【企画展のお知らせ】
ルーシー・リー展
バーナード・リーチやウイリアム・ステート・マリーといった英国初期スタジオ・ポタリーの時代をクラシックとするならば、ルーシー・リーはそれまでとは違った建築やデザインの思想に響きあうモダンな陶芸の世界を創りあげました。本展は国立近代美術館で企画され、2010年4月28日から6月21日まで新国立美術館で開催されている「ルーシー・リー展」を巡回するもので、国内外のコレクションから選りすぐった作品による没後初の本格的な回顧展です。
益子会場では「ルーシー・リー展」と同時に2階会場でイギリス初期スタジオ・ポタリーを代表するリーチ工房の、いわゆるリーチ派と呼ばれるセント・アイヴスの陶芸家達を紹介し、イギリスの伝統時代からルーシー・リーの時代(モダン時代)を通覧できる構成としています。
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