当大誠窯では、開業以来百数十年にわたって代々登り窯を使ってきました。 登り窯は窯焼きする際の火の管理が難しく、また、燃料となる赤松の確保が困難なため、近年は使用者が減っている中でも、当窯は益子内では大規模な現役の登り窯です。 登り窯でしか見られない釉薬の美しい変化が魅力です。
このたびの大震災により、この登り窯にも大きな損傷がございました。 その大部分を一度崩して、一から製作する決意をし、現在周りの方々のご支援・ご協力のもと 修復・復旧に努めています。
今秋には完成を予定しております。 尚、見学はいつでも可能です、どうぞよろしくお願い致します。 2011年8月吉日
震災後の登り窯 煙突・棚板に損傷があり、随所に大きなヒビが入りました。
窯の大部分を一度崩し、一からレンガで組み立てます。
煙突側4室は修復が終わりました、これから残りを復旧してゆきます。
登り窯に隣接する薪窯。 こちらは使用可能で、登り窯が完成するまでの期間、こちらで窯焼きをしています。
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